※※長文注意※※
2年ぶりの『盛岡文士劇』、無事に終わりました。
応援してくださった皆様に心から感謝しています!
ありがとうございました♪
劇場へ足を運べなかったという方は(いや、お運びくださった方も)
来年1月3日にIBC岩手放送で放映されますので
お見逃しなきよう!!!
さて。
盛岡文士劇への出演は今回で6回目でした。
今年の時代物は河竹黙阿弥 原作の『人間万事 金の世の中』。
金の亡者ばかりの「勢左衛門」一家に居候している
甥・林之助と姪・おくら。
正直者の2人は支え合いながら日々を送っていた。
ある日、親類の大金持ちが急死したとの知らせが。
さてその莫大な遺産は誰の手に…!?
ネタバレを控えつつキャスト陣との想い出備忘録、スタートですっ!
◆◆◆
わたくしが演じたのは、勢左衛門の妻・おらん。
「居るけど、おらん!」←稽古場で数日間だけ流行ったヤツ(笑)
金の亡者のうちの1人です。んで意地悪。
実際のわたくしとはかけ離れていて…イヤー難しかった!(黙れ)
▲勢左衛門役、作家・北上秋彦さんと。
前回に続き、今回も夫婦役でしたー!!喜
圧倒的な安定感で頼りっぱなしでした…が!
アドリブの多さよ(笑)でもそれでこそ北上さん!
必死に食らいついていきました。次回も夫婦かなぁ(笑)
▲おしな役、漫画家・そのだつくしさんと。
かわいいなオイ!!!笑
私の娘だったつくしさんは、此度が初の女性役。
羽二重に感動し、かつらの重さに驚き…
いろんな「初体験」がありましたよね。
でも真横で芝居をしてたからこそわかる、本番の強さ。
息遣いとか稽古の時とまったく違うの。親子、楽しかった!
▲臼右衛門役、脚本家・道又力さんと。
臼右衛門も、亡者チームですね。親類の役でした。
こんなに喋ってる道又さんは初めてかも…(台詞が多いの意)。
反省会(という名の飲み会)もコロナ禍で激減したので
さぞおツラかったでしょう…(よよよ)。
またやりましょう!喜劇!!
▲林之助役、IBC岩手放送・浅見智アナと。
いびり倒してゴメンなさい…。
まさかあんなに浅見さんにメンチ切ることになるなんて(涙)
でも稽古場で浅見さんが、ゆっくりと林之助になってゆくのを
見ていました。今回はじっくりと…というカンジでしたね。
それにしても、何を着ても似合うんですねーあなた!!
▲おくら役、めんこいテレビ・石橋美希アナと。
2人でご飯食べに行ったし、今回も仲良くしてくれて嬉しかったー♪
丁寧にお稽古を重ねて、本番前も楽屋で練習して…。
ビックリするほど本番で化けていました。
ラジオで色んな「伝説」を披露してしまっているけれど
石橋ちゃんの朗らかさが大好きです。
▲久米蔵役、作家・平谷美樹さんと。
ガチ「夕刊ラジオ」ヘビーリスナーさんです。喜
台本を挟むバインダーにも番組ステッカーを「お守り」として
貼ってくださっていました。ありがとうございます!
動きもセリフも多くて大変そうでしたが
出番が終わって袖に戻ったときに、どちらからともなく
「グータッチ」するあの瞬間が好きでした♪
ワインを飲むときは、わたくしをお呼びください!!
▲五郎右衛門役、写真家・松本伸さんと。
「あなた全然緊張とかしないでしょ」「ハイしません」
この会話、本番前の控室で毎年してる気がしますね(笑)
舞台上で笑いを取る(ウケる)ことに全力を傾けていた伸さん。
もうすぐ本番!という最後の最後まで、悩んでアレコレ考えていました。
2021年、わたくしを一番笑わせたのは伸さんです。しかも本番直前。
ありがとうございます!!!
▲おしず役、エッセイスト・澤口たまみさんと。
たまみお姉さまとは今回ほとんど一緒の場面がなかったのですけれど、
お稽古場で誰よりも、演出の安達さんの話を聞き、メモし、
ほかの人へのアドバイスも自分のものにしている姿が印象的でした。
それが本番にもしっかり反映されて、「セリフ」で一番笑いと
大きな拍手をもらっていたのはお姉さまだったと思います♪
また甘いものもしょっぱいものも食べに行きましょうね!
▲仙太役、NHK盛岡放送局・菅谷鈴夏アナと。
本番を終えて、仙太はりんりんが適任だったなと改めて思います。
あどけなさとか初々しさとか、みずみずしさとか。
可愛い子ちゃんなのでしっかりとカツラをかぶった女性の役も
見てみたかったけど…それはまた次の機会かしらん?
初出演なのに本番でキッチリ照準合わせてくるあたりが、さすがだわー♪
▲与七役、作家・綿世景さんと。
一度「夕刊ラジオ」にゲスト出演してくださったことがあります。
(デビューしたての頃だったかな?)またお招きしますね♪
作家2年目の綿世センセイは、3週間くらいで6キロ落としてました!
「沙織ねえさん…衣装のボタンが閉まらないから、今から痩せます!」
見事でした…!一緒に唐揚げ食べようぜ~の誘惑にも負ケズ!!
そして真面目な話、綿世くんはすごく「芝居心」がある気がしました。
場の空気を読むのが上手なので、人の呼吸もよく感じ取れるんでしょうね。
声もイイし…って褒め過ぎだからもうやめよう(笑)
▲吾助役、岩手日報社・阿部知彦さんと。
阿部コンビです。この方と急接近しました(ウソ)。
「好きな役やっていいよ!」と言われたら、わたくしは間違いなく
吾助を選びます。それくらい好きな役。やりたい役でした。
ただ、あのコミカルな動きは…阿部さんにしかできないだろうなぁ…。
あと!…いますよね、メガネ外すと急にイケメンになる人。
そのタイプですこの方。許せない…(なぜ)
▲大大大好きな、演出家の安達和平さんと。
喜劇をつくりあげるのって本当に難しいので、
我々素人を相手にものすごく苦労されたと思うんです。
思い通りに稽古が進まず、悩ませてしまったこともあるかもしれません。
(私も自分の不出来にイライラしたもの…笑)
でも丁寧に、何度も何度も繰り返し教えてくださいました。
ひとりでやるんじゃなく、みんなで作りあげること。
同じ稽古を重ねて、何度やっても同じことができるようになって、
呼吸を合わせる。それがひとつの作品になりお客様へ観せるに
ふさわしいものになる。大切なことを再確認しました。
安達さん、いつもありがとうございます!
また厳しく指導してください!
▲全員集合!!(わたくしだけ、笑っていません…ギロリ)
◆◆◆
今年はほとんど写真を撮らなかったなぁ…。
いつもはもっとバシャバシャ撮るのですけれど。
舞台を作り上げるには本当にたくさんの方のチカラがあって。
演出助手の吉田さん、佐々木さん、盛劇の大志田さん、髙橋さん、
スタッフ田村さん、お衣裳の葛尾さん、橋本かつら店の皆さん。
舞台監督さん、美術さん、照明さん、音響さん、大道具・小道具、
舞台転換の皆さん。
皆さまのおチカラが無ければ、舞台は成り立ちませんでした。
本当に本当に、ありがとうございました!
そして、お運びくださったお客様。
まことにありがとうございました!!
…書ききれなかったコソコソ話は、また後日。