令和6年の盛岡文士劇、終了~

2024年12月03日

 

※※長文注意※※

 

令和6年の盛岡文士劇、無事に終わりました。
劇場で観劇してくれた方も
来られなかったけど応援してくださった皆様も
ありがとうございました!感謝いたします!

 

 

盛岡文士劇への出演は今回が9回目でした。
今年の時代物の演目は『平泉への道 藤原清衡物語』。
「後三年の役」で戦争の悲惨さを嫌というほど味わった清衡が
平泉に平和国家をつくろうと、シンボルとなる
「中尊寺金色堂」をつくるお話です。

わたくしの役柄は、浅見アナ演じる真衡の嫁”弥江”。
芝居の中では名前も出てきません。
それでなくても「ひらヒラひらヒラ」ややこしいので
人の名はなるべく出さない!という脚本でした。
着物の上から打掛を着用して、というのが初めてだったので
ぜんぜん上手く扱えず…(汗)こんなに重たいのかコレ…(汗)
様子はぜひ1月3日にIBCテレビで放送されるのをご覧ください☆

 

◆◆◆

では、キャストの皆さんとの振り返りを…。少しだけ…。

 

 

▲晩年の清衡役、作家・高橋克彦さんと

まずはこの方から書かせてください!!!
座長が、9年ぶりに舞台に戻られました!!!
わたしは1度だけ共演しています。つまり9年前に。
「克彦先生お久しぶりです!」「……………」
そりゃわからないですよね(笑)
あの時と見た目が全然違うので(爆笑)
克彦先生も憑依型。千秋楽はラストシーンで落涙されていて、
つられてわたしも高いところでスンスン…。すごかったです!

 

▲清衡・経清役(2役)、作家・南海遊さんと

わたしが出演した9回の中で一番難しい主役だった気がします。
「金色堂を建てようとする人はこんな人なんだ!」という
演出からの指示は、頭ではわかるけれど「掴めた!」と思うと
するりと隙間から抜けていってしまうような印象で。
そして主役でありながら、どの演者よりも”観客”に近い感覚で
舞台上の人物を眺めなくてはいけない…。殺陣も含めて、
ものすごく努力したんだと思います。
初主役!お疲れ様でした!

 

▲源義家役、作家・井沢元彦さんと

「南極物語のタロの気持ち」
座長代理としてずっと盛岡文士劇を守ってきた
井沢さんだからこその言葉ですね。
土曜日のお稽古にもわざわざ足を運んでくださって
文士劇を大事にしてくださっているのが
毎回伝わってきます。感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!

 

▲竹子役、作家・若竹千佐子さんと

「全然あがらない質だと思ってたのに…!」
なんだか今回は緊張しちゃって、セリフが出てこないのよ~
とおっしゃっていましたが…それがいいんです!笑
ご一緒のシーンが多かったので…笑いをこらえるのに
必死でした!ありがとうございました!
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▲秀武役、作家・北上秋彦さんと

今年もぜんぜん絡まなかったなぁ…(笑)寂しい。
北上さんの演る悪役が大好きだけど
今年は特にどんな「ワル」にしようかと探りながら、
試しながら演っているのを見るのが最高に
ワクワクしました!やっぱりすごいなぁ。

 

▲武貞役、作家・平谷美樹さんと

「今年はセリフが多いよ~」とラジオでも
お話しくださいましたが、ほんとに多かった!(笑)
稽古始まる前にセリフ全部覚えててすごかったです。
稽古期間中から緊張が続いていたと思うので
いまは少しホッとしているでしょうか…。
文士劇明け一発目の「ブックシェルフ」のゲストは平谷さんです♪
このあたりに関しても、直接伺おうかしらん!

 

▲家衡役、作家・綿世景さんと

「こんなに近づいて撮って大丈夫ですか?」
…なにを気にしとるんやキミは(笑)
誰からも愛される、というかなんか憎めない彼は
まぁ「人たらし」なんですけど、ヘラヘラしてるようで
あの量のセリフをさっさと全部覚えてすぐ台本を
手放してました。殺陣も誰も見てないところで
コツコツ練習してたんだと思いますたぶん。
わたしは努力家が好きです。一生懸命な人が。
喉しんどそうだったけど、ほんっとーに上手だった!

 

▲加奈役、エッセイスト・澤口たまみさんと

もちのろん、お姉さまとは恒例の「景気づけのケーキ」を♪
そして今年も『すっぴん土曜日』にお招きいただき感謝!
久々に板の上で絡む役でしたが、今回のような絡み方は
初のような…。とっても新鮮でした♡
打掛をさばくのがすごく上手で憧れた…
わたし全然できなかった…最後まで…(笑)

 

▲朝8時過ぎ、1個目のケーキ。(いなだ珈琲舎)

 

▲その2~3時間後、2個目のケーキ。(志たあめや)
食べますなぁ(笑)

 

▲成衡役、漫画家・そのだつくしさんと

ポスター、チラシ、どら焼きにてぬぐい…。
そして演者!活躍しすぎのつくしさんでした!
加えて…稽古期間中に入院&手術があり。
(詳細は「ずったり岩手」読んでね!)
稽古場では努めて明るくしていたけど、
そんなわけないもんねぇ。不安だったハズ。
何にもしてあげられなかったけど、ぎゅーー!(Airハグ)

 

▲従者役、脚本家・道又力さんと

従者でめっちゃ笑い取ってました…。喉、強いのですね。
そして今回、急遽二役になり(金田一さんの代役)
しかもまぁまぁ直前だったのですが
セリフ覚えんの早ー!そうか、書いた人だー!(笑)
序盤・中盤・終盤と出演箇所があって大変だったかな…。
お疲れ様でしたー!

▲蓮光役の道又力さん

 

▲法師役、盛岡市長・内舘茂さんと

今年もずーっと、にこやかでしたー!
そして去年よりも楽しんで演じられていた印象です♪
「モッタイナイ!」で毎回、袖で笑ってました。
来年の30回目を無事に迎え、お祝いできますように!
市長殿、よろしくお願いいたします!

 

▲刺客役、岩手日報社長・川村公司さんと

また新たに「京本政樹カツラ」が似合う殿方が…!
川村社長はスタイルが良すぎて、モデルみたいでした。
「逃げる時に『バイバイ』ってやるとすごくウケる」と
ニコニコして教えてくださいました。
また出演しているところが見たいです♪

 

▲千任役、岩手日報・阿部知彦さんと

今年もまったく絡みませんでした…。
いつも阿部さんは「おいしい役」の印象です。
今回も笑わせて泣かせて。もうすっかり常連俳優♪
いつも気にかけて、声をかけてくださって感謝です!
たまにはクラフト版の「ぼくにまかせて~」お願いします(笑)

 

▲真衡役、IBC岩手放送・浅見智アナと

夫婦役!!!ありがたや!!!
浅見さん初の悪役!またそこに面白さを見出して
すごく研究していた気がします。
それにしても、横に浅見さんが居るときの安心感よ…!
ニュースエコーのときの甲斐谷ちゃんの気持ち(え?)
いつも本当に、ありがとうございます!

 

▲由宇役、IBC岩手放送・甲斐谷望アナと

共演7年ぶりー??そんな風にはまったく感じない
安定感でした。毎年出てない?みたいな(笑)
普段からすごく「賢いおしゃべり」をされるので
毎度勉強させてもらっていました!
美しく通る声、憧れるー♪
変顔好き(え?)な甲斐谷ちゃんですが…
よかった、この時変顔しないでいてくれて(笑)

 

▲芳乃役、2024ミスさんさ踊り・外山瑠璃子さんと

上手だったー!すっごくうまかった!!
誰とでもカラカラと笑い、おしゃべりができる
ホントに魅力的なるりこでした。(呼び捨て)
今後どこでご一緒できるかわからないけど、
ずっとずっと応援したくなる「人間力」を持ってる彼女、
見習いたいと思います!ありがとうね♪

 

▲もりおかアクションクラブのみなさんと

アクション出来ないくせに楽屋に入ってゴメンなさい!(笑)
間違いなく今回の作品はアクションクラブのお力で
見ごたえのあるものになったと確信しています。
お稽古にもしっかり参加してくださって、
空き時間にもキッチリ練習をされていて。
「見せる(魅せる)」ことを追求するその姿を見て
すっかりみなさんのファンになりました!
ずっとわたしたちのヒーローでいてください!!!

 

▲演出・吉田利成さんと

今年は今年で、いろいろと大変そうでした。
ガッツリした歴史モノ、どうわかりやすく見せて
笑わせて、泣かせるか。人数も多かったし。
でも、最初に親しみを込めて出演者に「呼び名」をつけて
稽古場づくりもきっちりしながら進めていて。
そこんところはもっと手伝えたよなぁ~と反省。
(当たり前なんだろうけど)脚本の理解度も
深くて、本当に勉強になりました。(役者かっ笑)
関西の「なにげに文士劇」を一緒に観劇できて
演劇論を例年よりも多く交わせたことが
嬉しかったし、イイ思い出になりました!
いつもわたしたちを伸び伸び演らせてくれて
ありがとうございます!!!

 

◆◆◆

ふう。長かったねここまで(←いつもや)。
まだ書き切れてない分は、また別記事で後日!

演者の何倍もの人数のスタッフさんたちのおかげで
ことしも舞台を作り上げることができました。
本当にいつもありがとうございます。
感謝してもしきれない。

 

▲本番中、楽屋で主役の南海くんが着替えているシーン。
両手両足、あたま、うちわで風を送ってくれる人、
次に着るものをスタンバイしてくれてる人…。
たくさんのスタッフさんが、汗をかきながら
こうしてひとりひとりを作ってくれています。感謝。

 

この場をお借りして、関係者のみなさま
本当に本当に、ありがとうございました!!

そして、お運びくださったお客様。
まことにありがとうございました!!

 

別記事に続く!