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今週のレシピ

2025年11月3日放送のレシピ

「芋の子汁」

〔4人分〕

  • 豚バラ肉(薄切りのもの)…150グラム
  • 里芋…4個
  • 大根…100グラム
  • ニンジン…4分の1本
  • コンニャク…2分の1枚
  • 生シイタケ…3枚
  • シメジ…2分の1パック
  • マイタケ…2分の1パック
  • エノキタケ…2分の1パック
  • ネギ…2分の1本
  • 1.5番ダシ…4カップ
  • 水…1,000cc
  • 昆布…5グラム
  • 削り節…10グラム
  • 味噌…65グラム
  • 七味唐辛子…適量
  • 米のとぎ汁…適量
  • ミリン…大さじ2分の1杯

 

  • 1.5番ダシの作り方は、鍋に昆布5グラムと水1,000ccを入れて弱めの中火に
    かけて、鍋の底から泡が浮かんできたら、削り節を加え、弱火で3分ほど煮る
  • 3分後、火を止めてダシをこす
  • 豚肉は5センチくらいに切る
  • 里芋は皮をむいてひと口大の乱切りにし、多めの塩をまぶして手でもんでヌメリを取る
  • 水で洗って鍋に入れ、かぶるくらいの米のとぎ汁を注ぐ
  • 竹串がスッと通るくらいまで中火で下ゆでして、ヌメリを洗ってザルに上げる
  • 大根は7ミリの厚さのイチョウ切り、ニンジンは5ミリの厚さ×幅1.2ミリの短冊切り
    にする
  • 大根とニンジンは鍋に入れて、かぶるくらいの水を注ぎ、柔らかくなるまで下ゆでし、
    水けを切る
  • コンニャクは、ひと口大にちぎり、熱湯に入れて下ゆでして水けを切る
  • シイタケは石づきを切り取り、4等分にする
  • シメジは石づきを取り除き、マイタケと共に小房に分ける
  • エノキタケは根元を切り取り、ほぐす。
  • ネギは1センチの幅の斜め切りにする
  • 鍋に1.5番ダシ汁・サトイモ・ダイコン・ニンジン・コンニャクを入れて火にかけて、
    沸騰したら味噌を溶き入れて、弱火で5分煮る
  • 豚肉とキノコ類を加えて、火を通す
  • ミリンとネギを加え、ひと煮立ちさせて、器に取り分けて、お好みで七味唐辛子を
    ふって出来上がり!

 

《ポイント》

  • 里芋は、米のとぎ汁で下ゆでし、アクやヌメリを取り除く
  • 米のとぎ汁の代わりに、水に米小さじ1杯を加えてもよい
  • 火の通りにくい大根・ニンジンは、ともに下ゆですると、スッキリとした味わいになる
  • 根菜やコンニャクに、味噌を加えて先に味をなじませてから、そのあとで肉やキノコ類
    加える
  • 料理の基本で最も大切なことのひとつが「冷たいものはより冷たく、温かいものは
    より熱く」という考え方がある
  • 例えば、刺身は本来、冷たい状態でだすもの。ぬるくなると、生魚特有の臭みがでて、
    美味しさが損なわれてしまう
  • そのため、氷を砕いて器の底に敷いたり、冷たい皿を使ったりして、できる限り温度を
    保つ工夫が必要だ
  • 反対に、熱い料理は冷めてしまうと味が半減するので、お椀はあらかじめ、お湯をはり、
    温めておき、焼き物の器も湯にくぐらせて温めるとよい
  • 場合によっては、小さな卓上コンロを使い、熱々のまま食べてもらう演出も喜ばれる
  • 料理は、味だけでなく温度でも心を伝えるものである
  • 冷たい料理はしっかり冷たく、熱い料理はきちんと熱く―そのひと手間が「美味しさ」
    に直結する

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番組のご案内

岩手県産の野菜・果物・魚類・肉類は、全国トップクラスの品質を誇り、今や全国各地へ流通しています。地元でとれたものを地元で消費する「地産地消」は、岩手の安全安心な山の幸・海の幸の優れた食材を、さまざまな料理法で創りあげる「地産地創」という新たなキーワードで今や食文化の進展をリードしています。
そこで、身近にある食材で、誰もが手軽に作れる四季折々の料理を番組で紹介するため、現代の名工・元日本調理師会会長の加藤綱男さんの出演により「加藤綱男の料理小噺」(15分番組)が2013年12月からスタート。小噺トークで料理を紹介し、合わせて番組ホームページで、できあがりの料理の写真付きで、材料と作り方をプリントアウトできるというスタイルも好評を博してきましたが、加藤綱男さんは2022年7月で番組を卒業。
同年8月から、加藤綱男さんの経営する「いしどりや新亀家」料理長で加藤綱男さんの孫にあたる加藤卓也さんが、番組を受け継ぎ、新たに「岩手の料理小噺」として再スタートすることになりました。

「岩手の料理小噺」
放送時間:毎週月曜8:45〜9:00

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プロフィール

加藤卓也(かとうたくや)

1988年8月5日花巻市石鳥谷町生まれ
盛岡スコーレ高等学校調理科を卒業後、京都の老舗料亭「菊乃井本店」で5年間、大阪市の「和食いしず」で3年間修業。また飲食業界で6年間勤務した後、2020年帰郷し、日本料理「いしどりや新亀家」に入社。
現在は料理長として、伝統を守りつつ新しい味を追求し、より良いサービスの提供に努めている。

 
川村龍雄(かわむらたつお)

フリーアナウンサーとして、番組パーソナリティーや、各種イベント司会やテレビ・ラジオの番組やCMナレーターを務める。
料理小噺のプロデューサー・ディレクターでもある。
エフエム岩手「洋楽メモリーズ」「Hikingレディオ」「いーはとーぶトーク」も担当。

 

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