
〔4人分〕
- 豚バラ肉(薄切りのもの)…150グラム
- 里芋…4個
- 大根…100グラム
- ニンジン…4分の1本
- コンニャク…2分の1枚
- 生シイタケ…3枚
- シメジ…2分の1パック
- マイタケ…2分の1パック
- エノキタケ…2分の1パック
- ネギ…2分の1本
- 1.5番ダシ…4カップ
- 水…1,000cc
- 昆布…5グラム
- 削り節…10グラム
- 味噌…65グラム
- 七味唐辛子…適量
- 米のとぎ汁…適量
- ミリン…大さじ2分の1杯

- 1.5番ダシの作り方は、鍋に昆布5グラムと水1,000ccを入れて弱めの中火に
かけて、鍋の底から泡が浮かんできたら、削り節を加え、弱火で3分ほど煮る - 3分後、火を止めてダシをこす
- 豚肉は5センチくらいに切る
- 里芋は皮をむいてひと口大の乱切りにし、多めの塩をまぶして手でもんでヌメリを取る
- 水で洗って鍋に入れ、かぶるくらいの米のとぎ汁を注ぐ
- 竹串がスッと通るくらいまで中火で下ゆでして、ヌメリを洗ってザルに上げる
- 大根は7ミリの厚さのイチョウ切り、ニンジンは5ミリの厚さ×幅1.2ミリの短冊切り
にする - 大根とニンジンは鍋に入れて、かぶるくらいの水を注ぎ、柔らかくなるまで下ゆでし、
水けを切る - コンニャクは、ひと口大にちぎり、熱湯に入れて下ゆでして水けを切る
- シイタケは石づきを切り取り、4等分にする
- シメジは石づきを取り除き、マイタケと共に小房に分ける
- エノキタケは根元を切り取り、ほぐす。
- ネギは1センチの幅の斜め切りにする
- 鍋に1.5番ダシ汁・サトイモ・ダイコン・ニンジン・コンニャクを入れて火にかけて、
沸騰したら味噌を溶き入れて、弱火で5分煮る - 豚肉とキノコ類を加えて、火を通す
- ミリンとネギを加え、ひと煮立ちさせて、器に取り分けて、お好みで七味唐辛子を
ふって出来上がり!
《ポイント》
- 里芋は、米のとぎ汁で下ゆでし、アクやヌメリを取り除く
- 米のとぎ汁の代わりに、水に米小さじ1杯を加えてもよい
- 火の通りにくい大根・ニンジンは、ともに下ゆですると、スッキリとした味わいになる
- 根菜やコンニャクに、味噌を加えて先に味をなじませてから、そのあとで肉やキノコ類
加える - 料理の基本で最も大切なことのひとつが「冷たいものはより冷たく、温かいものは
より熱く」という考え方がある - 例えば、刺身は本来、冷たい状態でだすもの。ぬるくなると、生魚特有の臭みがでて、
美味しさが損なわれてしまう - そのため、氷を砕いて器の底に敷いたり、冷たい皿を使ったりして、できる限り温度を
保つ工夫が必要だ - 反対に、熱い料理は冷めてしまうと味が半減するので、お椀はあらかじめ、お湯をはり、
温めておき、焼き物の器も湯にくぐらせて温めるとよい - 場合によっては、小さな卓上コンロを使い、熱々のまま食べてもらう演出も喜ばれる
- 料理は、味だけでなく温度でも心を伝えるものである
- 冷たい料理はしっかり冷たく、熱い料理はきちんと熱く―そのひと手間が「美味しさ」
に直結する



