『みんなのラジオ2016春~今~』
お聴きくださった皆様、
メッセージでご参加くださった皆様、
本当にありがとうございました!
昨年同様、釜石から声を届けました。
沿岸広域振興局の3階の1部屋をお借りして作った仮設スタジオ。
窓の外、道路を挟んだ向こうでは、ショベルカーなどが働いていました。
今年は沿岸全12市町村を事前に取材して
たくさんの方からお話を伺って、たくさんの場所を見てきました。
『あの日から、沿岸に足を運べていない。それが申し訳ない』
という、内陸にお住まいの方からのメッセージは
以前から多くいただいていたので
『今の私にはまだ無理…』という方に「追体験」をしてもらえるような、
現地を一緒にまわっているような…そんな作りにしたかったのです。
もっともっと、取材の音声も録ってきていたのですが
全部をお届けすることはできず。
でも、番組に寄せられる反響の多くが『現在の沿岸がわかった』というもので
少しほっとしました。
本当は言いづらいだろう事を綴って、メッセージを寄せて下さった方。
たくさんいらっしゃいました。
これは毎年のことです。ありがとうございます。
大一さんと私が、「うまく返事ができないなぁ…」と反省するのも
毎年のことです。
完璧じゃないかもしれないけれど「みんなと一緒に」番組を作ろうと一生懸命になる。
それが、みんなと大一さんと私で作る「春のみんなのラジオ」だと。
あらためてそう思いました。
課題もたくさん見えました。
来年はどうやってみんなと想いを共有しようか。
もう考え始めています。
今年の『みんなのラジオ』で例年と大きく違ったのは
なにより、生放送をお届けした仮設スタジオに
JFNの井門宗之さんがいらしたこと。
ものすごく、心強かった…(涙)
前日に盛岡入りしてくださった井門さんは、木曜Posh! にも出演して
岩手のみんなに想いを届けてくれました。
その井門さんがスタジオで、『みんなのラジオ』に耳を傾けてくださって。
ときにヘッドフォンをしてじっくりと、
ときにうんうん、と深く頷きながら…。
一番近くに居る番組のリスナーさんでした。
こんな事書いちゃったら、井門さん怒るかな。でも書いちゃう。
ラジオってやっぱスゴイな。
おれオープニング聴いただけで泣きそう。
この井門さんの言葉を聞いて、確信しました。
「大丈夫だ」って。
3月11日の特番は毎回「これで大丈夫かな…」って探りながら喋り始めるんですが、
不安な気持ちは全て吹き飛んで。
いつもの私たちでやればいいんだって、ポンと背中を押してくださった。
井門さんには本当に、本当に、感謝しています。
「岩手のラジオをもっと盛り上げてね!」
このお言葉に反しないよう、精進します。
JFNの番組にも
井門さんリードのもと、大一さんと一緒に出演させていただいて
全国放送で「岩手の今」をお伝えしました。
10時台の【OH! HAPPY MORNING】
13時台の【デイリーフライヤー】
取材時によく、沿岸の方が話してくださった
『ただ、遊びに来てください。なんにもしなくてイイです』
この言葉が届くよう、お伝えしたつもりです。
▲がらん。
Sディレクターが魔法の手袋をはめて作業をすると
仮設スタジオもあっという間、もとの部屋に戻りました。
40分前まで喋っていたのが嘘のよう…。
▲美味しい海産物いっぱい♡ みんなで食べに行きたいなぁ♪
震災のことももちろんですが、
これからも色々なことをみんなで共有して、たくさん笑いたいですね。
毎日当たり前のように呼吸して、当たり前のように食事して
「生きてる!」なんて実感を持っていなかったんですが…。
日常を大切に、あなたと過ごす1日1日を「生きているからこそ!」なんだと
しっかり実感していこうと思います。
みなさま、いつもありがとうございます。